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クーロンズゲート、忘れもしない父親がいつものように「パチンコで勝ってきたぞー」と笑顔で入ってきて取り出したソフトだった。
そのときの心境たるやもういろんな感情が複雑に絡み合ってもううわーーーーってなるくらいだったんですが要約すると「なんでこのゲームを買ってきたのだ」という後ろ向きなものでした・・・。
子供心に雑誌広告等で見たおどろおどろしい世界観にとてもついていける気はしなくて、父親がパッケージを出した瞬間にもう絶望の奈落の底に突き落とされたような感覚でした。
僕「なんでこれ買ってきたの?」
父親「いや、俺クーロン城好きなんだよ」
この解答になってるのかなってないのかわからない答えと、今でもよくわからない父親のクーロン城好きという謎設定(全くそんな気配は今も昔もない)も一緒になって次元が歪んでしまったのかと思うほどだった。
今回ばっかりはパッケージから漂う負のオーラに小学生の自分が太刀打ちできなそうってのもあって、プレイはご遠慮願おう・・・と思ってたんだけどそこはやはりゲーム。子供の前のゲームに貴賎なし。気付いたら不安になりながらも手にとっていたのですが・・・
双子屋
水銀屋(なんかめっちゃ絡まってる人)
バスタブ女
海老剥き屋
重慶花園(チョンキンガーデン)
男油
字面からヤバさが漂う濃厚なクーロンズゲートワールドにドン引きする小学生の僕、なんなんだこのゲームは!?
そして友達の家に遊びに行くときによせばいいのにクーロンズゲートを持っていき、どう見ても薄気味悪い世界観にもかかわらず
「結構面白いよ、これ!」
などと自分に言い聞かせるように言っていたそうな・・・
しかしいくら自分でもあまりにもぶっ飛んだ世界観についていけなくなるのでした。
たしか双子屋についたあたりで出てくる生体通信のあたりで出てくる男にトラウマを植えつけられるのでした。あんなの子供見たら絶対泣くよ!というか泣きそうになって電源落としてベッドに倒れこんでしまったよ!
その時のショックがでかすぎてその後ショック療法のためなのかガロ系の本を見たり、ニューウェーブやらグロめの作品に触れることで耐性をつけていった自分でした。
何故それで心の安定がはかれたのかはわからないけど、ガロを読んでいると落ち着く学生でした。
とてもじゃないがついていけなかった世界観ではありましたが、父親はやっぱりはまっていて茶の間でプレイしてるもんだから時々目を覆ったりしながらひっそり見ていたり。
ただ致命的なバグがこのゲームにはあって、それを踏んでしまった父は結局最期まで行けなかったみたいです。
とまあこれがクーロンズゲートに会うきっかけなんですが、今思うとこのゲームに出会わなければ僕はもっと健全なゲームばっかりやってたと思うし、サブカルみたいなものには一切触れることはなかったと思う。
ましてこの仕事についてこうやって記事を書いたりすることもなかっただろうし。
遅かれ早かれ自分の素質と嗜好について知る、だから未来はある程度決まっている。そうとも取れるかもしれないけど、僕にとっては特別なゲーム、一本なのです。
のわりにはまだ全クリしてないわけですけどね。あまりにも精神力を使うもので。
いずれやりたいな、というかもうだいぶやりたい気持ちがでてきてるのですけどね!
ここでこのトラウマを克服しなきゃあならないんじゃないかと!ソフトはもう買ってもってますし!
そんなところでクーロンズゲートについてもうちょっと書きます。
もうちょい続きます。
- 2015/08/11(火) 17:00:41|
- 借りぐらしのタナエッティ
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